どうも浪人休学世界一周バックパッカーの電電です。
ちょくちょく世界一周の話を友達や知り合いにすることがあるのですがせっかく得た経験なのでアウトプットしないともったいないなと思い今回から少しづつ過去の世界一周について振り返りたいと思います。
今回はタイからカンボジアにかけての国境についてのちょっとした話です。
ルートとしてはこんな感じ6、7時間かけて移動します。
タイからカンボジアにかけては陸路国境で割と簡単に渡れます。(理論的には)
なんで理論的には簡単と言ったかというと後でわかります。
いろんな車がタイの首都バンコクからカンボジアに出ていてそれに乗ればシェリムアップまで乗せて行ってくれます。
僕はカオサン通りで前日にチケット買って朝早い便で国境に向かいました。
なんせ人生初の陸路国境越えだったのでめっちゃくちゃドキドキしてました。
一緒に車に乗ってたのは同じようなヨーロピアン2人組とダンディーな感じのおじいさん、あとは若いお兄さんが乗ってました。
んで国境まで直接連れて行ってくれるかと思ってたんですが、実際に連れてこられたのはよくわからんオフィス。
乗務員に降りろと言われてみんな降りたはいいけどそこはただの軽食と暗い部屋だけ。
なぜか暗い部屋にさっきのヨーロピアンだけが呼ばれてみんなは椅子で待機。
ヨーロピアンたちが中から出てくると他のグループも1組ずつなかに呼ばれていく。
なんかよくわからないけどビザのお金を支払ってるっぽい?(すでにチケット料金は払ってた)
でも国境はまだ先。
???
すでに状況が謎
んでついに僕の番になって薄暗い部屋に入ると中に一人偉そうなおっさんが座ってた。
話を聞くとビザの料金と手続きに60ドルよこせとのこと
事前情報ではビザは自力で取れるしビザの料金は3000円ぐらいのはず
ここでなんでそんなに高いのか聞くと
おっさん「あとは手続き料だ」
僕「いや手続きは自分でできるよね?」
おっさん「外国人はできない、るーるが変わったんだ」
僕「いやいや、ちょっきんの一ヶ月で自力でとった人いるしそれはないだろ」
おっさん「無理なもんは無理。払わないなら君は絶対に入国できないしおいてくからな」
僕「チケットの料金はシェリムアップ まで払ってんだろうよそこまではのしてもらうからな怒」
おっさん「無理なもんは無理。払え」
まあこういう感じの押し問答でした。まあ噂には聞いてたんですよ。国境は手続きのぼったくりが横行していると。
んで脅されて金を払わされると。
普通の旅人ならめんどくさいし、ここで折れてしまうんでしょうけど、僕はこれから世界一周するつもりでしたし
こういうとこははっきり言いたいので5分くらい言い争いしてましたね。
結局キレ気味に1円も払わずそこの部屋は出ました。
出て他の人の話を聞くとみんなは払ってました。僕よりかなりいかついヨーロピアンも素直に払ってることにちょっと驚きました。
国境までは無理やり車にのりこんで行きました。
まあ僕が払わなかったことに怒ってるのかドライバーもなんか「お前は絶対に入国できないからな」って脅しながら運転してきました。
「OK、じゃあもし入国できたらカンボジア側で拾ってくれよ」って言ってむこうもOK、OKって投げやりに言ってました。
で国境のちょっと手前で俺だけ降ろされたときは流石にキレそうになりました。もうちょっと行けよ。
あー今ブログ書いてても腹たってきた。
車が走り去ってどっかいったときは少し不安になりました。
こんなよくわからん国でたった一人どうなるんやろうと。。。。
まあ国境に歩いていったらビザの仲介業者がワラワラ寄ってきてそれどころじゃなくなりましたが。
そいつらを無視して先に進むと普通にイミグレーションとビザ取得の列があって書類2,3枚書いて別の建物に移動してハンコもらって他の人と列に15分くらい並んでたらすぐにビザ出ました。
まあ仲介業者に列抜かれたりして小競り合いは多々ありました。
カンボジアに入ってもさっき約束したドライバーはいませんでした。
まあそんな予感はしてました。
けどこれで無事にカンボジア入国できました。2カ国目カンボジアです。初陸路国境越えもクリア。
列に並んでる途中で、カンボジアには何回かきてるフランス人のおっちゃんと仲良くなり、一緒にシェリムアップまでバンでいくことに。
そこで車待ってる時に見た衝撃的な写真がこれです。
よーく見てください。
中央の何かよくわからんものを
これよく見るとバイクの荷台なんですよ。重量オーバーとかいう次元じゃないですけど。
タイは途上国って言っても道路はコンクリだったし車も綺麗だったので国境のタイ側とカンボジア側の違いに驚きました。
日本って幸か不幸か陸に国境がないのでそういう陸路国境のイメージがなかったんですけど、陸にある国境って僕ら日本人が思うようなただの線ではないんだと思い知らされましたね。これは結構カルチャーショックでした。
まずバイクであんだけ引っ張れるという事実が信じられなかったです。走り去った後も信じられなかった。
このバイクを見送った後は何事もなくバスに乗って無事シェリムアップ まで着きました。
ここはアンコールワットで有名な都市。カンボジアの国家予算はアンコールワットの入場料で賄われているとかいう噂まであります。いや〜どんな事が起きるのか。
シェリムアップ のホステルでまた良い出会いがあったんですがこれは次の機会に書きたいと思います。
ではでは。ほなまた( ゚口゚)さらば~