はいどうも電電です.
今回もAtCoderの振り返りとしてまとめます.
とりあえず,水色になるまでは,もうちょっとかいておきたいですね.(ネタはあるけどちょっと面倒)
今回の全体を通しての感想としては,D問題までは割といい感じに解けたのですが,E問題の実装部分でバグを踏んで時間切れでした. これを解けないと水色には行けなそうですね. チャチャットいきましょう.
A - Payment
お店で N円の商品を買います。 1000 円札のみを使って支払いを行う時、お釣りはいくらになりますか? ただし、必要最小限の枚数の 1000 円札で支払いを行うものとします。
A問題としてはちょっとややこしい問題な気もします. 入力の値を1000で割ったあまりを求めると,入力の端数がわかります.この端数のお釣りをかんがえるので,1000からひきます.ただし,1000ちょうどの場合があるので再び1000で割ったあまりを出力します.
N = int(input()) print((1000 - N % 1000) % 1000)
B - Judge Status Summary
高橋君は、プログラミングコンテスト AXC002 に参加しており、問題 A にコードを提出しました。この時の,ジャッジ結果が AC, WA, TLE, RE であったものの個数をそれぞれ求めてください。
これは数え上げを行ってそれを表示する感じですね.単純にfor分で回してもいいですが,0個の場合も返さないといけないことに注意してください. 僕はpythonのcollections.Counterの機能を最初使おうかと思ったんですが,0個の場合が面倒だったので普通に辞書を使って数えました.
N = int(input()) S = [] for i in range(N): S.append(str(input())) cnt = { "AC":0, "WA":0, "TLE":0, "RE":0 } for s in S: cnt[s] += 1 for key in cnt.keys(): print("{} x {}".format(key, cnt[key]))
C - H and V
H行W列に並ぶマス目が与えられて,これらのマス目にはそれぞれ,白,黒が割り当ててあり,それらの中で指定した行と列を垢で塗り潰すことができます.この結果残ったますの中で黒いますがK個あるような塗り方が何通りあるか答えよ.
という問題でした.実はこれ結構面倒で制約条件がH,W共に6以下なので,総当たりでいけると気付けるか,そしてそれを実装する力があるかという問題でした.
実装としては,縦,横それぞれにbit全探索を行っていきます.
import numpy as np H, W, K = list(map(int, input().split())) c = [] for h in range(H): l = [] for s in input(): if s == ".": l.append(0) else: l.append(1) c.append(l) ans = 0 for bit_h in range(2 ** H): # bit_hが2進数で隠すか隠さないかを示す for bit_w in range(2 ** W): k = 0 nn = np.asarray(c) # mask 部分 for h in range(H): """ (bit_h & 2 ** h)の部分で,マスクがかかっている部分を調べる >> hによって,参照したい行が0 or 1なのかを調べる.0なら色がないので,したの作業がいらない """ if (bit_h & 2 ** h) >> h == 0: continue nn[h] = np.zeros((1, W)) for w in range(W): if (bit_w & 2 ** w) >> w == 0: continue nn[:, w] = np.zeros((1, H)) # cnt部分 if K == np.sum(nn): ans += 1 print(ans)
D - Chat in a Circle
あなたはオンラインゲーム「ATChat」のチュートリアルを終え、その場に居合わせたプレイヤーN人で早速とある場所を訪ねることにしました。 訪ねる際、N 人は好きな順番で 1 人ずつ到着します。あなたたちは迷子にならないために、既に到着した人たちで環状に並び、新たに到着した人は好きな位置に割り込んで加わるというルールを決めました。 最初に到着した人以外の各人は、割り込んだ位置から到着した時点で「時計回りで最も近い人」と「反時計回りで最も近い人」のフレンドリーさのうち小さい方に等しい 心地よさ を感じます。最初に到着した人の心地よさは 0です。 N人が到着する順番や割り込む位置を適切に決めたとき、N人の心地よさの合計の最大値はいくらになるでしょう?
さてこの問題ですが,色々と実験を行うと,一番居心地の総量が多いパターンは,フレンドリーの値がおおきな人を先に配置しておいて,できるだけフレンドリーな人のところにいくのが良いというのがわかります.となると,フレンドリーさでsortを行ってから高い順に到着すればいいわけです.さらにどう配置するかという問題ですが,せいぜい右と左にしか新しい人は入れない(入ったとしても高い順に到着しているのでフレンドリーが低い人基準になってしまう)ので,高い人のフレンドリー力はせいぜい2回までしか発揮できないという構造になっています.また答えるべきなのは,居心地の良さの合計であって,陣形ではないので,単純に上位から数えていけばいいということになります.(ただし一人目だけは一回しか効力を発揮しません)
N = int(input()) N = int(input()) A = list(map(int, input().split())) A.sort(reverse=True) ans = 0 ans += A[0] tmp = 1 for i in range(1, N - 1): ans += A[tmp] if i % 2 == 0: tmp += 1 print(ans)
E - Multiplication 4
N個の整数 A_i が与えられます。
このなかからちょうど K個の要素を選ぶとき、選んだ要素の積としてありえる最大値を求めてください。 そして答えを(10 ** 9 + 7)で割ったあまりを答えてください
これは,積を大きくしろっていう問題なので,与えられる数字が正のみならとても簡単なのですが,負も与えられます.(-) * (-) = +なので,打ち消せればいいのですが,それはわかりません.
条件が結構あるので,整理していくと
まず正の数が作れるかどうかcheckして,正の数が作れるなら,-を2つペアにしたものと,+を二つペアにしたものを集めてきて大きさ順に入れる. 作れないなら負の中で最大値を出す.
N,K = list(map(int, input().split())) A = list(map(int, input().split())) # 正負に関係なくsort A_abs = sorted(A, key = lambda x:abs(x)) A_p = [] # plusを入れる A_n = [] # -を入れる for i in range(N): if A[i] < 0: A_n.append(A[i]) else: A_p.append(A[i]) A_n.sort() A_p.sort(reverse = True) ok = True if len(A_p) > 0: # 正の数が存在している if N == K: # 選択肢がない時 ok = (len(A_n) % 2 == 0) # 負の数が偶数個 else: ok = True else: ok = (K % 2 == 0) ans = 1 if ok == False: # 解が正にならない場合は絶対値でソートしたものの中で小さいものからかけていく for i in range(K): ans *= A_abs[i] ans = ans % mod else: if K % 2 == 1: # 奇数個選ぶ ans *= A_p[0] ans = ans % mod A_p = A_p[1:] position = 0 pairs = [] cnt_p = len(A_p) cnt_n = len(A_n) while cnt_p - position > 1: pairs.append(A_p[position] * A_p[position + 1]) position += 2 position = 0 while cnt_n - position > 1: pairs.append(A_n[position] * A_n[position + 1]) position += 2 pairs.sort(reverse=True) for i in range(K // 2): ans *= pairs[i] ans = ans % mod print(ans)
という感じです.E問題は実際やってみると複雑でこれスッと解ける人すごくねとなっています.
水色になりたいけど,こればっかり精進するのもなんか違うのかもなあ.
ほなまた.