久々にブログ書く気がします.電電です.
これは以前投稿していた.
自分の決定プロセスについて|電電|noteをもう少し整理して書いた版です.noteはお気持ちを書くことが多いんですけどさっと書いた割には思ったより引用されていてちゃんと書き直してこっちに書き直します.一応noteの方を読まなくても大丈夫なようにこっちでも書くつもりですがリアルタイム感はnoteの方が上かもしれません.
さて今回は,自分が物事を決定する時の,決定プロセスと,その過程を書いていきたいと思います.混乱した時にはここに戻ってきたいですね.
上記では,"自分"の決定プロセスと書いたんですが,他の人の人生相談に乗った時とかにも使ってますし,自分の人生の大事な分岐点とかにはこの方法を使って今のところ乗り切っているので参考になるかもしれないです.
さてじゃあ早速どうするかということを書き連ねていきます.
決定プロセスの流れ
現在選択することができる選択肢の全てを上げていきます.(紙に書くのが一番いいかもしれません)
それぞれの選択肢について,検討すべき項目や,リスク,決定しなければならないデッドラインがいつかを書いていきます.その上で情報が集まりきっているかどうかを検討します.
2.の時点で情報が集まりきっておらず,まだ情報を集める猶予がある場合情報を集めて1に戻ります.(これ大事で本来まだ悩むフェーズではなく,情報を集めれるのに悩んでしまっていることが結構あります)
情報が集まっている場合その選択肢において決定しなければならない期限順に並べます.
集まった選択肢の中で迷っているものがあればその中で,将来的に,より多くの選択肢が取れる選択をします.リソースが十分にあって(時間,お金など)両方の選択肢を取れる場合は両方をとります.また,決定を先延ばしにできる事項に関しては,その選択肢によってマイナスな状況が生まれない限り伸ばします.
大きな流れはこんな感じです.決定する方法はいくつかあるんですが自分はこれで結構決めてます.正直5.に関しては個人差あると思います.自分の思いや想いで決めるのもありですし,将来得られる金額で決めてもいいかもしれません.これはあなたが何を軸に生きているか生きていくかによると思います.納得できるならコイントスで決めてもいいと思います.(コイントスした時って自分の出て欲しい方が出て欲しいと思うのでそれで判断できたりしますが...)
で,実は地味なんですけどとても重要なのが2.と3.です.
経験上多くの人が詰まっているのが2.と3.のフェーズを飛ばしていたり,選択肢が互いに絡み合っていて1.や4.がうまく描けていないパターンです.紙に書いたり,そういうことが得意な人に話すとここら辺がクリアになりやすいです.
とは言っても難しいと思うので例を上げていきます.例が思ったより長くなったのでわかったよって人は飛ばしてください.
例
例えば今自分の友人が今アドバイスを求めています. 彼は,工学部三回生の春で,大学院に進むか就職するか迷っています.院進するにしても,どの研究室がいいのか就職するにしてもどのような会社にいくのがいいのかまだわかっていません.ここであなたならどのようなアドバイスをしますか?どのようなアドバイスがいいでしょうか?
工学部なんだから院進すべきだと伝えるべきでしょうか?就職したら研究してたことはあまり関係なくなるから就職すべきだというでしょうか? それは本当に良いアドバイスなのでしょうか?自分の経験した中で出てきたある意味で独善的な意見ではないでしょうか? (もちろん背景に社会状況や,お金,親との関係などがあるので断定はできませんが...) 自分ならまだここでどちらかを決定すべきではないと思います.上記で紹介した決定プロセスを思い出してください.
step1
まず「1.現在選択することができる選択肢の全てを上げていきます.」
- 自分の所属する大学の院Aに進学する
- 大学院Bに進学する
- 大手起業のC社にいく
- ベンチャー企業のD社にいく 選択肢としてはもっとたくさんのことがあると思いますが,全部を上げてたらきりがないのでここまでにしました.あくまでもわかりやすいようにしたものです.
step2
「2. それぞれの選択肢について,検討すべき項目や,リスク,決定しなければならないデッドラインがいつかを書いていきます.その上で情報が集まりきっているかどうかを検討します.」
- 自分の所属する大学の院Aに進学する(院試の期日はわかっているが試験の範囲や,量がわかっていない)
- 大学院Bに進学する(院試は何回かあるが内容は不明)
- 大手起業のC社にいく(インターンがあるようだが,内容は不明)
- ベンチャー企業のD社にいく(いい噂をよく聞く会社だが実態は不明)
と言った感じになりました.さてここまで書くとまだ全然情報が集まりきってないことがわかります.
step3
試験の範囲や,B大学院の説明会に参加すること,会社の就職説明会やHP,インターンのブログ記事などをみて情報を集めることを自分なら勧めると思います.「3. 2.の時点で情報が集まりきっておらず,まだ情報を集める猶予がある場合情報を集めて1に戻ります.(これ大事で本来まだ悩むフェーズではなく,情報を集めれるのに悩んでしまっていることが結構あります)」の部分ですね.
結構これができてない状態でうんうん悩んでる人が多い気がします.まだ情報が集まりきってないので判断できないのに決めようとしていることがそもそももったいないです.
その結果こうなったとしましょう.
- 自分の所属する大学の院Aに進学する(院試は8月,試験範囲はそこまで広くないので4回生の4月から勉強すれば間に合いそう)
- 大学院Bに進学する(院試は夏,冬2回チャンスがあるが二回目の方が難易度は高め,テスト内容はTOEICと面接,小論文)
- 大手起業のC社にいく(夏に大きなインターンがある,参加した人のブログをみたが結構よさそう)
- ベンチャー企業のD社にいく(インターンは通年で受け入れてるが,自分がいけるかどうかは不明)
結構集まってきましたね.
step4
「4. 情報が集まっている場合その選択肢において決定しなければならない期限順に並べます.」に進みましょう. Aはまだ余裕がありそうですね.BはTOEICが必要なので少し前から準備が必要そうです. 一番期日が厳しいのはC,Dの二つですかね.インターンに行けばより自分にとっての判断材料が増えるので是非いきたいところですし申し込みたいところです.D社については要相談みたいなことが書かれているので夏,冬の休みの期間にできればインターンなどの形で関わりたいです. ので並び替えるとこんな感じ
- 大手起業のC社にいく(夏に大きなインターンがある,参加した人のブログをみたが結構よさそう,6月に申込なのでそれの準備がいる)
- ベンチャー企業のD社にいく(インターンは通年で受け入れてるが,自分がいけるかどうかは不明,連絡をとってみて,どのような状況下聞いてみる)
- 自分の所属する大学の院Aに進学する(院試は8月,試験範囲はそこまで広くないので4回生の4月から勉強すれば間に合いそう)
- 大学院Bに進学する(院試は夏,冬2回チャンスがあるが二回目の方が難易度は高め,テスト内容はTOEICと面接,小論文)
step5
最後に「5. 集まった選択肢の中で迷っているものがあればその中で,将来的に,より多くの選択肢が取れる選択をします.リソースが十分にあって(時間,お金など)両方の選択肢を取れる場合は両方をとります.また,決定を先延ばしにできる事項に関しては,その選択肢によってマイナスな状況が生まれない限り伸ばします.」 です.今回は,まだ期日に余裕があるのでまだ決める必要はなさそうです.一度C,D社のインターンにいくことができれば情報が更新されるのでより良い選択ができそうだと思います.院についてもメールを送れば研究に関しての紹介をしてもらえたりします.こちらから動けば結構いろんな情報が集まったりします.
まとめ
最初の方にも書きましたが最後の5.については人によっていろんな判断基準があるので変わりますが,それよりも2.や3.で止まっている人が多い印象です.情報が不十分な時にうんうん悩むのはもったいないですし,その時点でした判断はちょっと調べればわかったのにそれをしなかったせいで後悔したみたいな事故が減らせます.もう一度書きます.特に2.と3.がちゃんとできればある程度合理的な決定ができると思います.
ただ,これで出た結論が,嫌な場合は,それが答えです.すでに心の中では決まっているが,いまいち踏ん切りがつけてないだけだと思います.この場合頼るべきなのはこういう整理する手法ではなく,自分と向き合って,自分の心の整理をつけることです.
ということで僕の決定プロセスはだいたいこんな感じです.もちろん他の事象に依存して状況が変わる場合や,もっと細かいプロセスもありますが,大きな流れは上の5段階です.
実はこのブログ昨日書いてたんですが途中で消しちゃって2000字くらい書き直してるんですけど,虚無がすごいです.今度からは,消さないように注意しないと
ほなまた.
電電