電電のブログ

電電生だったひとのぼやき

自分の就活を振り返ってみて

どうも最近学生から新社会人にジョブチェンジを果たした電電です.

学生から社会人になるに当たって,どうして今の会社に決めたかということや就活の途中で何を考えていたかをここに書いておこうと思います. (人間すぐ忘れちゃうのと初心を忘れた時に帰ってこれるように)

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こっちきて最初に同期と行った東京タワー

就活全般について

おそらく新卒で就活をするのは人生で一度だと思うので人によって大きく意見が違うと思うのですが,自分はかなり状況的に恵まれていた気がします. 全体の傾向として感じていたのは

  • エンジニアが情勢的に求められていたため待遇などがよかった(京都に住んでいましたが,東京への交通費が出るものがほとんどだった)

  • インターンにいけていたことによりインターン自体が業績の一つのような扱いになっていた(ブログを書いていたら意外に読まれていてびびった)

  • コロナが広がるギリギリくらいの時期だったので会社の業績が落ちる前で就活の窓口がそこまで絞られていなかった(現状新卒エンジニアの採用がどこまで下がっているかは知らないけど航空業界などを考えれば下がっててもおかしくはなさそう)

あたりが大きいのかなと思っていて,コロナの情勢を考えれば今年ギリギリで就活できたのは運がよかったんだとおもいます.

働く会社に求めていたこととか軸について

よく「あなたの就活の軸はなんですか」と聞かれますが,自分の場合の軸は,これが嫌だなとかこれがあったら嬉しいなみたいなことを考えるとすぐに浮かびました.これが就活の軸だと気づいたのはこの手の質問をされてからですが,話してるうちに自分でも納得して,よりその気持ちが強くなった記憶があります. 人それぞれ会社に求めることは違うと思いますが,自分が就職するに当たってこの条件は必要だなと思う軸が3つありました. 具体的には

  • 自社の製品やサービスを持っていること
  • サービスがユーザーに向き合えていること
  • 合理的な判断であれば,提案が通る環境であること

の三つをずっと言っていました.いくつかの会社の説明会に行ったりしてこれらの要素を満たしていなかったり,質問してうちはこの条件を満たしていないといわれた会社は丁重にお断りしていました.

どうしてこの三つが自分の中で必要条件だったのかについてそれぞれ説明します.

まず一つ目は

自社の製品やサービスを持っていること

これは自社の製品やサービスを持っていない会社例えばコンサルタントや外部のデータ分析の解析をするような会社であまり働きたくなかったということが大きいです.コンサルタントなどの業務だと

A : コンサルタント会社に依頼した会社の意向

B : コンサルタント会社に依頼した会社が持っているサービスやプロダクトを使っているユーザーの意向

というふたつの意向があり,これは往々にして同じではないということが嫌だったというのがあります. 特に依頼をした会社の意向というのは,直接的に言及はしないがこうなって欲しいみたいな思惑があることが往々にしてあります. この時に,ユーザーのことを考えて提案した企画が,依頼元の会社の思惑と異なっている場合,本質とは異なる政治的な部分に注力しないといけなくなったりするので,あまりやりたくないなあと思っていました.(どうしてここまで考えたのかというと研究室での自分の立ち位置が外部の研究からの委託みたいな業務を一部やっていてとても辛い気持ちになったことがあったからです) あと依頼された物事に対して深堀をしようとした場合どうしてもデータを直接持っていたりするのは委託していた会社や,ユーザーです.なので本当に欲しいデータや機能を調べようとする時のコストが上がりやすかったり律速が依頼会社に依存するのが嫌だったというのも大きいです.(もちろんこれ以上に幅広いデータが集まりやすいなどもあるとは思いますが自分にはあってなさそうだなと思ったということです.not for me大事)

サービスがユーザーに向き合えていること

これは自分がどういう時,何をしている時に嬉しいと感じるかということに起因しています.自分は自分のサービスを使っている人が嬉しい時や,便利だと感じてくれた時に嬉しいと感じるので,それを仕事にできるorそういうものに関われる仕事につきたいと考えました.

なので検証なども含めてユーザーと距離が近い製品やサービスを持っている会社の方がいいなと思ってこの軸を持っていました.

合理的な判断であれば,提案が通る環境であること

これも自分の性格に起因しています.自分は結構頑固なところがあって,大きな意思決定を行う物事に対して説明がなかったり,合理性に欠くものに対してストレスを感じる人で,こういうのを考えた時にこれは必要だなとおもって入れていました. こういう経験は体育会に所属してた時に感じたことであり,そういう意味で体験しといてよかったなと思いました.

最終的に迷った,考えたこと

これら3つの軸をメインにいろんな会社を見て回っていたのですが,探してみるといくつかの会社がリストに残りました.この中で十分な情報を集められる会社に絞っていきました.この時の具体的な絞り方については以前書いたこちらを参照(就活生に言っていることと現状が乖離しているようなミスマッチを出来るだけ防ぐために調べたり,質問したり人事の人に連絡とったりしていました.)

でここまで色々行ってきたんですが,結局3社くらいで迷うことになりました.上記の軸をメインで考えていたので,ここにきて一つ選べとなった時にむちゃくちゃ悩みました.

この時すでに働いていた同期や先輩などに言われたことや自分で考えたこととしては

  1. 新卒は大企業に行った方が良い(中途で大企業から他は行けるが,逆は難しいため),迷った会社の中同士で転職が想像できる会社があるなら,そちらを選んだ方が良い
  2. 電電は興味関心が移りやすいタイプなので,いろんな事業を持っている会社に行った方が得意な部分を生かせそう.飽きた時に部署を移動するのと転職するのではハードルが段違い
  3. どの会社を選んだとしても正解はなくて,正解にしていくしかない
  4. ユーザーと近い製品やサービスの方がやりたいことはできそう.toBでもできるけどtoCの方がいいのでは?
  5. 失敗したら中南米スペイン語勉強し直して現地のTOYOTAでもいくか.

みたいなことです.最後のは冗談みたいなもんですが,まあ人生狭く考えすぎない方がいいのでね. こういうことを考えて,最終的に今の会社に入社することを決めました.

就活全体を振り返ってみて

最初に言った通り自分のタイミングがよかったり,エンジニアに対しての求人が多いなどの情勢があったかもしれないので,就活に対する感想は人それぞれだと思いますが,個人的には面白かったです.いろんな会社について普段見れない側面が見えたり,知られていないけど実は強い分野があるのをしれたりと知見が得られる部分が多かった気がします.あとは同期となる人たちと少しでも繋がれたり,知り合いになる中で知らない技術や趣味,知識を共有できたのは大学というある程度似た群ではなかった経験でした.

まとめ

はい,ということでね.電電の就活話でした.個人的には他の人がどういう考えやプロセスを持って今の会社に決めたのかみたいなのはとても気になるのでみんな書いて欲しいですね.私も書いたんだからさ.

ほな,また次回のブログで会いましょう.電電でした.