電電のブログ

電電生だったひとのぼやき

大学生一回生同士をオフライン上でつなげる取り組み

どうも電電です.

3月からの新型コロナウイルス流行の影響で大学の授業がリモートになりました.それに伴って大学生の生活が大きく変わらざるをえない状況になってます..
今回のブログは,この中で特に影響が大きいであろう大学一年生において,横の繋がりを作るためにちょこちょこZoomやらDiscordやらで動いてたのでそれを書き残しておきます.
正直なところ今回のような全てがリモートになるような状況に再びなることはあまりないと思うんですが,まあ残しておいて損はないとおもいます.
もし,今後第二波,第三波がやってきて,今後もこのような状況が続いた時にちょっとでも参考になればいいなと思います.

経緯説明

2020年4月から緊急事態宣言が日本で行われ,ジムや学校,各娯楽施設などに対する自粛要請が行われました.これに伴い各大学では授業が基本的にリモートに移行.
特に京都大学ではリモート授業になることが発表されるのが遅く,すでに下宿に移動し,新学期の準備している学生が多かったようです.
また,新入生などへの各サークルの対面新歓などが全て禁止となり,健康診断や,新入生飲み会などがなくなりました.

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コロナの影響
京都大学の電気電子工学科の一回生は100人弱おり,その一回生の新しい大学生活を心配した電電の教授から,電電縦コン*1を開いたことがある僕とシバニャン (@_6v_) | Twitterに白羽の矢が立ち新入生同士の交流会(でんでんのもり)を実施することとなりました.

必要な繋がりについて

電電では授業で出る課題や実験レポートなどで週にレポートを20ページくらい書いたりします.こういう時は,レポートの書き方であったり問題の解釈の仕方であったりと色々悩みます.
そういう時にちょっと聞ける友達がとても大事です.そんな時に質問しあったりできる友達はだいたい授業を受ける時に近い席に座ってる同期でした.
でもリモート授業には,いつも何となく座る席みたいなものとかがないんですよね.
もちろんこの状況下でも自分からどんどん連絡とって仲良くなっていく人はいると思うんですが,ほとんどはオフラインでの何らかのきっかけがあって友達を作っていく人が多いと思います.
そういう人たちのために,いつもの授業でいつも何となく座る席みたいなゆるい場所を作れたらいいかなとおもっていました.

また,事前に一回生に対して調査を行った結果,同級生の友達ができるかどうかや,大学生活全般に対して情報がなく不安に思っていることなどがわかりました.

やったこと

以下のことを主に実施しました.

  • 参加呼びかけ
  • 一回生交流会(週一)
  • 上回生との交流会
  • Discordサーバーの作成

参加呼びかけ(mail, SNSなど)

そもそも電電の中でこういう交流会があるということが一回生に知られていなければ参加できません.これは結構根深い問題で,そもそも情報に触れる機会や共有する機会が失われてる状態で,一回生にリーチをかけるのは難しいことでした.

これは,学科のお知らせメールに交流会に関する情報を載せてもらうことで解決しました.
また実施する時間を一回生が参加する専門の授業の後に設定することで,参加率の向上と,授業のあとに出る疑問の共有ができるとも考えました.
また,授業を実施する教授のご好意により授業ないでこのような会が開かれることについてアナウンスしていただきました.

一回生交流会(週一)

一番最初にやったのはZoomでの一回生同士の交流会です.Zoomにはブレイクアウトルームという機能があり,一つのルームにいる人たちを指定した部屋に割り振ることができます.
学科の人数が多いので,部屋を分けないと友達を作るどころではありません.なのでこの機能を使って一つの部屋に3~4人が入るように設定してました.
で各部屋において30分*2セットで,自己紹介とか気になってるサークルとか,趣味みたいなのを話してもらうみたいなことを行いました.
1セットが終わったらホスト側からシャッフルをかけていろんな人と話せるようにしました.*2
Zoomで実施したのは授業が基本Zoomで行われているので,一回生のZoomへの抵抗感が低いだろうということです.しかしながら実際にやってみると,Zoomの悪い点が出てしまい,ホストの負担が大きくなりすぎて辛いということが判明しました.(ホストしか部屋の割り振りができない,部屋を常時開くことはできない).
とはいえ80人近くの一回生がきてくれたり,この回があってよよかったみたいなDMをいただけたのでよかったです.

上級生との交流会

第二回の交流会では,二回生以上の上回生を招いての交流会を行いました.この上回生との交流会では,事前調査でわかっていた大学生活に対する情報量のなさや,不安を打ち消してもらうことが目的として行いました.また,第一回の交流会で,わいわい喋ることができた部屋と,そうでない部屋ができていたようなのでそれの解消も少し狙っていました.
なので上回生の方には,きた質問にたいして答えてもらう,司会進行っぽく会話を進めてもらうなどを行っていもらいました.
上回生となる各学年へは,呼びかけを手伝ってもらい最終的には20人弱の上回生が集まりました.(急な会にもかかわらず本当にありがとうございます.)

Discordのサーバーを立てる

これは正確には僕やシバニャンがやったことではないのですが,同期が電電生専用のDiscordサーバーを立ててくれました.
何やかんやあって今では全学年電電生が入っていて,250人くらいいます.
ゲームチャンネルやら,ご飯チャンネルやらがっていていい感じに走っています.

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ご飯ch

いつもの場所にいるいつものメンツみたいな繋がりを作るのにZoomは少し悪い点が目立ったので,ある程度慣れてきた交流会の4回目からは場所をDiscordに移して実施してます.

まとめ

交流会っていうのをいろんな媒体で試したり考えたりしたんですが,課題を教えあったりちょっとしたことを聞いたりするみたいなゆるい繋がりを対面以外で作るのは
相当厳しいと感じました.その中でもDiscordはまだ向いてるかなという感触でした.
今回の取り組みは正直なところ何をどこまで持っていけば正解としていいのかよくわからないし,個人の感想に大きく依存するのでやっててかなり難しい部類でした.
早めに新型コロナが落ち着いてより良い大学生活をみんなが送れることを願います.

ほなまた

電電(そろそろ技術に関して書かないとお気持ちブログになっていきそう)

*1:昔開いてた 電電縦コンを開いた話 - 電電のブログ

*2:正直これはどれくらい成功したのか不明です.部屋によっていろんな感想がでていました